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海外だより

藤田にこ『食ッキング・食っきんぐ』

フードアナリスト in Montreal



<晴れた日の打ち合わせ会議はこんな場所で>

Bonjour, hi! ボンジュール、ハイ!
私の住んでいるカナダは英仏二ヶ国語が国の公用語。モントリオールも英語話者と仏語話者が混ざって住んでいますので、スーパーのレジ係さんもこうして英仏両方で挨拶します。先般、伊勢志摩サミットに参加するため日本を訪問したジャスティン・トルドー首相のスピーチも、必ず両方の言葉を使ってなされています。

移民の受け入れにも積極的なカナダ。公用語の英仏語について、ネイティブ・スピーカーでなくとも、頑張って使っていることを肯定的に受け入れてくれます。私のような100%日本人でも、拙いフランス語や英語を使ってお仕事ができるのです。

そうした環境で、フードアナリストだからこそいただくお仕事のお話があります。日本にあるレストランに当地から通う予算も時間も(今のところ)持ち合わせていませんので、当地にありながらフードアナリストの延長にあるお仕事をさせていただくことは、とても励みになります。


<味噌の世界へご案内>

例えばこちら。日本のラーメン店「味噌屋」さんの支店がモントリオールにもあります。当地でもラーメンブームは衰えを知らず、ぞくぞく新しいお店が参加してラーメン界を俄然面白くしてくれています。その中でも本来の日本の味噌ラーメンや味噌を使った様々なメニューが楽しめる味噌屋さん。こちらの味噌を紹介するイベントのコーディネートと当日の司会進行を務めました。著名な食の評論家やジャーナリストをお招きしてのイベント。和気あいあいと楽しく行うことができました。
当日の様子抜粋
https://www.youtube.com/watch?v=1q2KW0NwDck
https://www.facebook.com/ramenmisoyamontreal/


<どのカナッペもレストランの自慢の一品>

アメリカの大手セラミック会社ダルタイルのイベントでは、6つのレストランが提供するカナッペをお客様にご紹介。事前にお店に伺い、カナッペを試食した上で臨んだ当日。アメリカ系ということもあり、英仏両方の言葉を使い分けながら、美味しさのポイントや材料の詳細をお話しました。

<Podere Castorani>

 モントリオールにて6月第二週の週末にF1グランプリが開催されました。世界中からF1ファンが集うこの時期は、食業界もイベントが目白押しです。その中で、元F1レーサーのヤルノ・トゥルッリが、御自身やご家族が手掛けるワイン、ポデレ・カストラニのマーケティングを兼ねて来訪。イタリア商工会議所の御計らいにより、ご多忙の中インタビューをするお時間をいただけました。

http://www.poderecastorani.it/en/


<とても気さくなヤルノ・トゥルッリ氏>

 和やかな雰囲気の中、ワインに関する質疑応答を終えた後、日本を何度も訪れたことがあるというヤルノさんに、日本食では何が好きか質問したら。「僕は100%典型的なイタリア人だから、世界のどこへ行ってもイタリア料理ばっかり食べるんだ。僕の妻は日本食の大ファンになったけどね。神戸ビーフはさすがに美味しかった」とのお答え。更に私の腕を引き寄せてこっそりと囁くことには、「秘密教えてあげる。日本で一番美味しいレストランは、銀座のソニービル最上階にあるパスタのレストラン、その名もアルデン亭だよ!Al dente!」

http://www.sonybuilding.jp/restaurant/aldente/


©Roger Huet / Samy Rabbat

 少し毛色の変わったお仕事としては、逆にインタビューを受けたことでしょうか。メトロポール等のコラムニストとして食業界、ワイン業界において著名なロジェ・ユエさんから、日本酒と着物と、恥ずかしながら私自身に関する紹介を依頼されました。着付け初心者なのに撮影のためにどんどん着替えなくてはならず、着付けの先生に叱られそうな仕上げですが、喜んでくださるロジェさんやその向こうの読者の皆様に勇気をいただいて臨みました。


©Roger Huet

当地ではどうしても日本酒が割高になりますので、ついつい疎遠になっていますが、インタビューの際にはとっておきの熊本のお酒を用意して待っていてくださり、一緒に試飲を行いました。
ロジェさんは、それまで日本のお酒と中国の度数の高いお酒を混同していたようで、試飲により日本酒の美味しさに目覚めたと、文字通り目を丸くされていました。

http://www.samyrabbat.com/roger-huet/nico-kimono-et-sake.html

この他にも、かけていただくお声に勇んで出かけていっております。まだまだ細々とではありますが、なにより美味しい香りやそれに癒された人々の笑顔との出会いが嬉しく、感謝のうちに続けています。

さて、次はどんな御報告ができますでしょうか。乞うご期待。皆様のガストロノミーなお幸せをお祈りしております。

<<La gastronomie fait trembler d’intelligence nos narines.>> De Charles Monselet
「ガストロノミーは知性を持って鼻孔を震わす」 ドゥ シャルル モンスレ