サイトマップ

掲載記事・ニュースリリース・プレスリリース


フィナンシャルジャパン7月号(表紙) フィナンシャルジャパン7月号(内容)

フードアナリスト行きつけの店

#01 RESTAURANT「DAZZLE」

レストラン「DAZZLE」にはマジシャンが潜んでいます。ダイニングへと向かうエレベーターに乗った瞬間、証明が落とされ、暗闇がゲストを包みます。それは、日常から非日常へのスイッチがオンになったしるし。ドアがオープンしたときに広がる、壮麗な空間を際出たせるための“ダズルマジック”です。
フロアに一歩足を踏み入れると、まず巨大なワインセラーに目を奪われます。そして、天井から吊るされたクリスタルの数々、珊瑚色の外壁にあいた水中の泡を連想させる窓、シャンパン色のカーテンが幻想的な世界をつくりあげています。
テーブルにつくと、まずはワイン選び。もし迷ったとしても、ソムリエが気軽に相談に応じてくれます。何せ高価なものからカジュアルなものまで幅広い種類のワインを3000本もストックしているのですか。食事も好みを聞いた上で、旬のメニューを薦めてくれます。
この日は、ソムリエいち押しの、彩りあざやかな「完全無農薬のこだわり根菜と旬の鮮魚サラダ仕立て」をチョイス。根菜は静岡県三島の契約農家から取り寄せたもの。新鮮な桜鯛と歯ごたえ抜群の根菜に、ゆず風味のヴィネグレットがほどよく絡んでいて美味です。
今の季節オススメの食材は、山口県下関の唐戸漁港から直送した鮮魚、天然黒アワビ、春子鯛(かすごだい)などの海の恵み。スタッフが吟味して日本各地から取り寄せた素材を、シェフがアイデアいっぱいの料理へと変化させます。決して奇をてらうことなく、素材の旨み、良さを最高の状態で引き出す事を常に考えているメニューづくりは、いつも私の期待を裏切ることはありません。そして、スタイリッシュな盛り付けが、私を虜にするのです。
接待や友人との会食、記念日ディナー、結婚式と、オン・オフあらゆるニーズに応えるくれる、レストラン「DAZZLE」。今夜も、訪れた人すべてが、その魔法にかかるのです。

文=竹内洋子  写真=横井裕之/堀内彰宏


ページの先頭