新型コロナ対策太鼓判ステッカーと、20のチェック項目

日本フードアナリスト協会は、「苦しむ外食店に訪問することは不要不急でなく緊急必要。」と考え、消費者団体・利用者団体として初めて苦しんでいる外食店への訪問に対して前向きな姿勢を表明しました。(フードアナリスト連絡協議会提言2021年7月30日)

★20のチェック項目はこちらから閲覧及びダウンロードできます。
https://bit.ly/3flvxKk

フードアナリストが実際に訪問し、20のチェック項目全てに適合している店を「フードアナリスト太鼓判の店」「フードアナリスト太鼓判・安全安心の店」として、Instagram、Twitter、Facebook等のSNSで拡散します。
フードアナリストがこの20のチェック項目をチェックする場合の留意点についてまとめました。
フードアナリストの皆さんは、趣旨をよく理解した上で、苦しんでいる外食店を訪問し、新型コロナ対策をチェックして安全・安心な店を発信する活動をお願いします。

フードアナリスト独自の「フードアナリスト感染症安心・安全チェック」20チェック項目を制定し、すべてのチェック項目に〇がついた飲食店を「フードアナリストが太鼓判・安心安全の店」として、フードアナリスト各自のInstagram、Twitter、Facebook、BLOG、SNSなどで情報発信をし、フードアナリストが実際に行ってチェックした安全安心な外食店として紹介をします。

【新型コロナ対策・フードアナリスト太鼓判・安心安全の店】

一般社団法人 日本フードサービス協会 と一般社団法人 全国生活衛生同業組合中央会が発表している「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく外食業の事業継続のためのガイドライン」等を基に、一般社団法人日本フードアナリスト協会は、フードアナリストが実際の外食店に訪問して、安心安全と考えられる項目を、20のチェック項目にまとめました。
20すべてのチェック項目に適合してれば、「フードアナリスト太鼓判・安心安全の店」として各フードアナリストがブログやInstagramなどで紹介をします。
#フードアナリスト太鼓判新型コロナ対策
#フードアナリスト安全安心
を使って拡散させます。

(フードアナリスト太鼓判・安全全身の店に関する20のチェック項目)

(入店時)
1店舗入り口や手洗い場所には、手指消毒薬はありましたか。
2店舗入り口で体温を測定し、入店の可否を判断していましたか。
3食事中以外はマスクの着用をお願いする旨の貼り紙はありますか。
4店内飲食やテイクアウトで順番待ちをする場合は、1m以上の間隔を開けるような誘導(床にテープ等)がありましたか。
5カウンター席やテーブル席、レジもパーテション(アクリル板)で各人の席は仕切られていましたか。
(サービス・従業員)
6注文を受けるときは客の側面に立つか正面を避けるなど、間隔を保っていましたか。
7客が代わる都度、テーブル・カウンターを消毒していましたか。
8従業員は必要以上の会話をしていなかったですか。
9従業員はマスクをしていましたか。
10料理は大皿を避け、個々に提供していましたか。
11十分に換気がされていましたか。
12会計の際は、コイントレーを使い、直接手渡しは避けていましたか。
13従業員は大声を避け、マスクやフェイスガードを適切に着用していましたか。
14テーブル、いす、パーテション、メニュー、タッチパネル、卓上ベルなど店内清掃は徹底されていましたか。
15卓上に原則として調味料・冷水ポット等が置いてありませんでしたか。
16ビュッフェやサラダバー及びドリンクバーは、利用者の飛沫対策はしてありましたか。(小分け、アクリル板、カバー等)
17従業員が一か所に集まっていませんでしたか。
18トイレの清掃は行き届いていましたか。
19従業員のユニフォームや衣類は清潔で汚れていませんでしたか。
20トイレにはペーパータオルがありましたか。

★20のチェック項目はこちらから閲覧及びダウンロードできます。
https://bit.ly/3flvxKk

【フードアナリストがチェックします】

➀チェックできる条件について
4級以上のフードアナリスト
一般社団法人日本フードアナリスト協会認定会員
一般社団法人日本フードアナリスト協会正会員
(準会員および試験合格者はチェックできません。)
今回は外食店を応援する純粋な気持ちでチェックしますので、自主的にチェックした場合はボランティアで報酬は発生しません。
(店舗から依頼されてチェックする場合は、必ず「フードアナリスト倫理規定」等を参照ください。1件につき3,000円~5,000円程度が妥当。)

②「フードアナリスト倫理規定」(4級教本P32~33)
「フードアナリスト行動規範」(4級教本P15~21)
を遵守すること。
特に「3親等以内の親族や姻族が関与している店舗の評価は行わないものとする」(フードアナリスト倫理規定 3業務行為基準の4)には気を付けます。

③訪問する際は、必ず「フードアナリスト外食店訪問時のガイドライン」全てに適合していることを確認します。

感染症下の外食店訪問前セルフチェック
1喉の痛み、だるさ、下痢など体調に問題はありませんか。
2体温は37.5°C以下ですか。普段と比べて高くないですか。
3石鹸や消毒液は持ちましたか。
4タオルやハンカチは持ちましたか。
5マスクは装着しましたか。予備は持ちましたか。
6事前調査と予約はしましたか。
7味覚、嗅覚の異常はありませんか。
8不要不急の外食ではない事を自認できますか。
外食店訪問時の自主ルール
1迅速に訪問し、迅速に帰ります。
2外出している間および飲食店内では、不特定多数の方が触る可能性のある物には極力触らない。
3万が一触れた場合は、自分の顔などに触る前に、手洗いや手指消毒をします。
4人が密集している時間と場所は避けます。
5知り合いに会っても長話は避けます。
6帰宅後は必ず手洗いとうがいをします。
7外食店では黙食し、大声でしゃべったり騒いだりしない。

【20のチェック項目の考え方】
店舗の大きさや規模、形態などの問題でチェック不可能な場合は、フードアナリストの裁量で、斜め線「/」か、チェック済み(対策済み)として考えてください。他のチェック項目がすべて適合していたら「安心安全適合店」と考えます。チェックする際、必ず「敬意と愛情をもって」お願いします。
私たちフードアナリストは、外食店のファンクラブではありませんが、外食店の「応援団」です。
「フードアナリストのミステリーショッパー研修」を修了された方はおわかりになると思いますが「上から目線」「傲慢」なチェックならばする必要もありません。

➀店舗入り口や手洗い場所には、手指消毒薬がありましたか。
★店舗入り口と手洗い場所には最低1つ、手指消毒薬がありましたか。1つでもあればチェックしてください。店舗入り口に1つ、手洗い場所に1つです。
アルコール系の消毒薬が基本ですが、フードアナリストが消毒に有効だと判断したら、チェック可能です。その場合は、InstagramやTwitterなどで発信する際、その旨を書いてください。

②店舗入り口では体温を測定し入店の可否を判断していましたか。
★表面温度計でも構いません。37.5℃以下もしくはそれ以下の基準で入店の可否を判断しているかどうかをチェックしてください。

③食事中はマスクの着用をお願いする旨の貼り紙はありましたか。
★「マスク会食」を促す貼り紙はありましたか。マスク会食については、賛否両論がありますが、外食店としてマスク会食をお願いする、ということは、黙食、大声で話さない、騒がない、というお願いにもつながる、と考えてチェックしてください。お客さんがマスク会食をしているかどうかは、今回のチェックポイントではありません。貼り紙があるかどうか、をチェックしてください。

④店内飲食やテイクアウトで順番待ちをする場合は1m以上の間隔を空けるような誘導(床にテープ等)がありましたか。
★物理的にテープがなくとも、密を避ける様な誘導があればOKです。

⑤カウンター席もテーブル席もレジもパテーション(アクリル板)で各人の席は仕切られていましたか。
★日本フードアナリスト協会では、パテーションは、飛沫感染対策に非常に有効だと考えています。アクリル板もしくは、飛沫が飛ばないような板で仕切られている、というのは新型コロナ下では必須条件だと考えます。

⑥注文を受ける時は客の側面に立つか正面を避けるなど、間隔を保っていましたか。
★従業員と利用者が、会話をする、注文を発注受注する際も、横に立つ、正面を避けるなど相手に飛沫がかからないような接客をしているかどうかをチェックしてください。
店舗によってスペースが大きい小さいはありますので、そのあたりはフードアナリストの裁量に任せます。

⑦客が代わる都度、テーブル・カウンターを消毒していましたか。
★外食店利用者が帰った後、濡れた布巾を使って従前どおり拭くだけでなく、アルコール等を使って完全にテーブル・カウンター周辺を丁寧に消毒しているかどうかをチェックしてください。丁寧に誠実に消毒をしている、というのは店舗管理すべてに関わる姿勢です。

⑧従業員は必要以上の会話をしていなかったですか。
★いくら外食店舗が、感染症対策を完璧にしていても、運営している従業員同士が、無駄なおしゃべりをしている店舗は、安心・安全な店舗とは言えません。利用者に黙食、大声で話さない、騒がない、を要請するならば、当然、従業員の所作や会話についても、チェックしなければいけません。ほとんど従業員が必要以上の会話をしている事はありませんが、まれに従業員同士で盛り上がっている店舗もあります。

⑨従業員はマスクをしていましたか。
★従業員がマスクをしていないとチェックしてはいけません。

⑩料理は大皿を避け、個々に提供していましたか。
★4人以上で取り合う大皿料理については、個々の皿にあらかじめ取り分けてあるか、従業員が取り分けて提供します。特にブッフェなどの場合は1人前にあらかじめ分けてありましたか。1人前~2人前の料理はこの限りではありません。

⑪十分に換気されていましたか。
★換気についてはとても重要なポイントです。外食店舗側が換気について意識が高いか、が一番のポイントです。換気扇をマメに回し、ドアや窓を開けるなどを一定期間おきにやっているか、やろうとしているか、をチェックしてください。

⑫会計の際は、コイントレーを使い、直接手渡しは避けていましたか。
★感染症対策は、最後にお金を支払う会計の際にまで及びます。
直接金品の受け渡しはせず、コイントレーを使っているかをチェックしてください。
クレジットカードを使う場合も同様です。

⑬従業員は大声を避け、マスクはフェイスガードを適切に着用していましたか。
★⑨のチェック項目と重複しているようですが、⑨のマスクは最低限。
さらにフェイスガードなど、飛沫感染の可能性がある部署の従業員は、フェイスガードなど一段上の予防対策をしているかどうかをチェックしてください。

⑭テーブル、いす、パテーション、メニュー、タッチパネル、卓上ベルなど店内清掃は徹底されていましたか。
★利用者や従業員が触ったもの、タッチパネルやメニューまで、次の利用者が使うまでの間、消毒や清掃を徹底しているかどうかをチェックしてください。

⑮卓上に原則として調味料・冷水ポット等が置いてありませんでしたか。
★醤油やソース、胡椒などの調味料ポットや、冷水ポットなど、多くの利用者が触る可能性が高いものは置かないようにします。
醤油やソース、胡椒、七味などは、小分けにされた入れ物に入ったものを置く様にします。
利用者は、できるだけ自分の使う分だけを取り上げ、周囲の小分け袋には触れないように心がけます。

⑯ビュッフェやサラダバー及びドリンクバーは、利用者の飛沫対策はしてありましたか。
(小分け、アクリル板、カバー等)
★ビュッフェやサラダバー、ドリンクバー等には小分け、アクリル板、カバー等、感染症対策をしているかどうかチェックしてください。フードアナリストとして感染症対策に問題がないかどうかを見てください。
もしビュッフェ、サラダバー、ドリンクバーなどがない場合は、斜め線「/」を入れるか、チェック済みと考えてください。

⑰従業員が一か所に集まっていませんでしたか。
★⑧のチェック項目に似ていますが、従業員同士が話をしていなくても、所定の立ち位置ではなく不必要に集まっている外食店は、感染症リスクが高い店舗です。まれにあります。チェックしてください。

⑱トイレの掃除は行き届いていましたか。
★外食業のQSCAの、Cとはクレンリネスのこと。
クレンリネスで一番チェックすべき場所はトイレとされています。
一番汚い所が清潔であれば他の場所もすべて清潔。トイレ掃除がきちんとできている外食店は、従業員教育が行き届いている店舗です。

⑲従業員のユニフォームや衣類は清潔で汚れていませんでしたか。
★汚れたユニフォームのままで働く店舗、働かされる店舗、汚れていることに気が付かない従業員は、外食業として注意散漫です。

⑳トイレにはペーパータオルはありましたか。
★エア・タオルには感染症リスクがある、ということで使用不可になっている外食店が多くあります。フードアナリストは、ハンカチやハンドタオル必携ですが、外食店舗としては、やはりペーパータオルは必須だと考えます。

★20のチェック項目はこちらから閲覧及びダウンロードできます。
https://bit.ly/3flvxKk

【フードアナリスト太鼓判・安全安心の店の発信および拡散について】

Instagram、Twitter、Facebook、BLOG等を中心に発信します。フードアナリストが発信している「太鼓判の店」は、シェアや「いいね」を拡散するようにしてください。
Instagram等で、フードアナリストが情報発信をする場合は
#フードアナリスト太鼓判新型コロナ対策
#フードアナリスト太鼓判安全安心の店
#フードアナリスト太鼓判

のいずれかのハッシュタグをつけて発信してください。

【太鼓判ステッカーについて】

フードアナリストが実際に外食店舗へ訪問し(食事をして)、20のチェック項目すべてにおいて適合している店舗に対して、「フードアナリスト太鼓判」のステッカーを手渡しするか、ダウンロードしていただいて店頭に貼っていただきます。(基本はダウンロード)

※スタッカーが必要な方は、個別で協会スタッフにご相談ください。

(フードアナリスト太鼓判・新型コロナ対策安心安全の店ステッカー)
HPからダウンロードもできます。(審査あり)

【フードアナリスト太鼓判ダウンロードについて】
ダウンロードの申込は、原則としてステッカーを貼る店舗が行います。
(フードアナリストが代行しても可)