一般社団法人日本フードアナリスト協会は、フードアナリスト検定1級の試験制度改革を実施します。
フードアナリスト検定1級2次試験(味覚官能評価試験、色彩識別試験)の合格基準が2023年5月21日(月)より厳格化され、難易度が上がります。
一般社団法人日本フードアナリスト協会が認定しているフードアナリスト検定1級の合格基準を変更します。
合格率2%の最難関資格であるフードアナリスト1級検定試験の2次試験(実技)の合格基準を2023年5月21日(月)より厳格化することを決定しました。2023年5月20日(日)の全国一斉検定試験日の翌日以降実施の1級2次試験より変更となります。
フードアナリスト検定試験は、4級から1級まであり、フードアナリスト1級の難易度が一番高い検定資格です。
フードアナリスト1級はフードアナリスト最高峰で、検定試験も1次試験から3次試験まで全てに合格しなければ認定されません。
【現状のフードアナリスト1級検定試験制度】
1次試験
4冊のフードアナリスト1級教本ごとに4科目の筆記試験を受験。4択問題中心。
2次試験
「味覚官能試験」:8個のコップに、蒸留水に超微量の「酸味」「苦み」「旨味」「甘味」「塩味」の基本5味成分を入れ、「無味」を含めた6種の味覚を判別する試験。8問中6問正解で合格。
「色彩識別試験」:「茜色」「牡丹色」「銀鼠」「新橋色」「撫子色」など52種類の和の色を正確に識別する試験。5問中4問以上正解で合格。
「口頭試問」:4級から1級までの全ての範囲の中から、口頭で問題を出題。時間内に口頭で正しく回答しなければならない試験。5問中3問正解で合格。3次試験・4冊のフードアナリスト1級教本ごとに4科目の筆記試験を受験。記述、論述問題も併用。
【2023年5月21日(月)以降のフードアナリスト1級検定試験制度改正点】
一般社団法人日本フードアナリスト協会試験委員会では、昨今の食のネットメディアの発達に伴い、フードアナリストの「美味しさの表現力」の重要性が増している現状を鑑み、2次試験の実技試験における「味覚官能試験」および「色彩識別試験」の合格基準の厳格化を決定しました。
来年2023年5月20日(日)の全国一斉検定試験の翌日である5月21日(月)以降開催の2次試験より以下の通りの改正を実施します。味覚および色彩の表現における合格基準を厳格化することで、1級フードアナリストの味覚および色彩における食の表現力を向上させ、より正確でより豊かな表現力を持った1級フードアナリストの輩出を目指します。
2次試験
「味覚官能試験」:8個のコップに、蒸留水に超微量の「酸味」「苦み」「旨味」「甘味」「塩味」の基本5味成分を入れ、「無味」を含めた6種の味覚を判別する試験。8問中8問正解で合格。
「色彩識別試験」:「茜色」「牡丹色」「銀鼠」「新橋色」「撫子色」など52種類の和の色を正確に識別する試験。5問中5問以上正解で合格。
「口頭試問」:4級から1級までの全ての範囲の中から、口頭で問題を出題。時間内に口頭で正しく回答しなければならない試験。5問中3問正解で合格。