一般社団法人日本フードアナリスト協会は、フードアナリスト有志によるフードアナリスト連絡会議を7月26日に開催し、「フードアナリストが外食店訪問時に守るべきガイドライン」を定め、協会ホームページ等で公表します。
2021年7月29日
一般社団法人日本フードアナリスト協会
フードアナリスト連絡協議会
食の情報の専門家フードアナリストを認定・育成する一般社団法人日本フードアナリスト協会(東京都千代田区)は、会員の有志によるフードアナリスト連絡協議会において意見交換を行い、利用者の立場から「フードアナリストが外食店訪問時に守るべきガイドライン」15のチェック項目をまとめ、ホームページ等で公表します。
フードアナリスト(認定会員・正会員)が新型コロナ感染症における飲食店自粛中に、外食店に訪問する際の行動規範とします。
2020年4月7日に7都道府県に緊急事態宣言が発令されて以来、外食店は大変な苦境に陥っています。特に酒類販売自粛要請と営業時間短縮要請により、多くの外食店および外食産業周辺業種が休業、閉店、倒産、自己破産、もしくは寸前にまで追い込まれているのが現状です。
レストランや食品の情報を調査・分析し、ネットやメディアで発信するプロフェッショナルであるフードアナリストにとって、外食店は情報源であり、研究対象でもある大切な守るべき場所です。
日本においてもワクチン接種が始まり、首相官邸HPによれば(7月27日発表7月26日までの総接種回数)、全国民の36.9%が1回目を、25.5%が2回目の接種を終えています。高齢者に至っては、1回84.6%、2回接種は68.2%まで進んできています。
新型コロナ災禍のゲームチェンジャーであるワクチン接種が進むことで、今回の世界的災禍の出口が見え始めています。
外食店は、相変わらず政府や都道府県より自粛要請を受けていますが、ワクチン接種による出口が見え始めたこのタイミングで、「フードアナリストが外食店訪問時に守るべきガイドライン」をまとめました。
このガイドラインを、フードアナリストが外食店を訪問するための指標とします。
私たちフードアナリストは、不要不急の外出については政府・自治体の通り従前どおり自粛しますが、フードアナリストとしての活動に必要な活動については、今回定めたガイドラインに基づいて行動します。外食店が閉店・倒産が近いなどの場合も、外食店に訪問する事は緊急必要であり、不要不急ではない、と考えます。
ガイドラインに沿った行動を促すことで、感染症対策を完璧に対応し、フードアナリストの外食店への訪問を、完全自粛から条件付きで転換します。
フードアナリスト外食店訪問時のガイドライン
感染症下の外食店訪問前セルフチェック
- 喉の痛み、だるさ、下痢など体調に問題はありませんか。
- 体温は37.5°C以下ですか。普段と比べて高くないですか。
- 石鹸や消毒液は持ちましたか。
- タオルやハンカチは持ちましたか。
- マスクは装着しましたか。予備は持ちましたか。
- 事前調査と予約はしましたか。
- 味覚、嗅覚の異常はありませんか。
- 不要不急の外食ではない事を自認できますか。
外食店訪問時の自主ルール
- 迅速に訪問し、迅速に帰ります。
- 外出している間および飲食店内では、不特定多数の方が触る可能性のある物には極力触らない。
- 万が一触れた場合は、自分の顔などに触る前に、手洗いや手指消毒をします。
- 人が密集している時間と場所は避けます。
- 知り合いに会っても長話は避けます。
- 帰宅後は必ず手洗いとうがいをします。
- 外食店では黙食し、大声でしゃべったり騒いだりしない。